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フルHDに物申す

2012年10月22日
こんばんは、巳永です。

最近、電気屋でパソコンのディスプレイを探そうとすると、
フルHDと称されたものが売り場を占拠していると思います。

フルHDというのは、解像度1920x1080のことで、
解像度が高いことから「HD」,
そのうち、現在メジャーなものの中で最高峰であることから「フル」
とつけてフルHDと呼ばれています。
(同じ縦横比で2560x1440のものもありますが、
画面は27インチ前後とかなり大きくなるので、あまり一般的ではありません)

この解像度のモニタが一般的になる前には、1920x1200,1680x1050といった
16:10のものが存在していました。
前者は「WUXGA」,後者は「WSXGA+」という規格名です。


…何か気づきませんか?そう、実はこのフルHD、
「従来の縦横比4:3を横に広げて作った」みたいに謳われることがありますが、
これは間違いで、
縦横比を16:9にするために、WUXGAを縦に120ピクセルも縮めて作ったものなのです。

なんという劣化。現在ノートパソコンの標準クラスとなっている解像度、
1366x768(WXGA+などと称されていますが)を初めて見たときは、
正直アホかと思いました。

一昔前の、4:3の1024x768が主流で他に何かあんのって時代から、
縦方向に全く進化していないのです。
でも、確かにこれなら、1024x768を横に広げて作ったと言われれば納得がいきますね。



では、なぜこんな画面解像度がここまで浸透することになったのか。
それはひとえに、地デジなどのデジタル放送の
画面サイズに合わせたかったから
ということでしょう。

あれらの映像の縦横比は16:9なので、モニタの縦横比も同じにしてしまえば、
全画面に映像を表示することができます。
そうしないと、映像が上下左右に引き伸ばされるか、余った領域に黒帯ができます。

パソコンでテレビや映画を見たい、ほかにパソコンでは特にすることない、という人には
フルHDは最適な選択肢だといえるでしょう。



しかし、パソコンで作業をしたいとなると話は別です。
先に書いた通り縦に縮みますので、
WUXGAと比べると窮屈なデスクトップになります。
こういった横書きの文章を読むときにも、一度に表示される文量は減ります。

それが嫌で、私は無理にWUXGAのモニタを買ったほどです。
(もう1年半前の話ですが、フルHDの台頭は既に完了していました)

また黒帯が出るといっても、モニタの前面フレームは真っ黒いことが多いので、
私は特には気になりません。


それから4:3に慣れている方で、16:9の縦の狭さに我慢ならない方には、
1280x1024(SXGA)という選択肢もありますよ。
こちらは5:4なので、比較的以前の4:3に近く、
16:10のディスプレイほど店で見つけにくいことはないでしょう。

16:10のディスプレイが電気屋から消えてしまった理由として、
フルHDと間違えて買った人から「黒帯が出て不快だ」とクレームが殺到したのではないか、
と私は推測します。

なんせパッと見では16:10か16:9か区別がつかないので、
ポップに書かれている解像度から縦横比を脳内で換算できる人でないと、
違うものをつかんでしまうかも知れませんからね。

それでも私は、16:10のモニタをお勧めします。
ノートパソコンがやむなく16:9なのですが、
やっぱり縦に狭くて苦しい。




以下に、いまメジャーな解像度を挙げておきます。

4:3(従来型)
1024x768(XGA),1600x1200(UXGA)

16:10(縦に狭くない型)
1280x800(WXGA),1440x900,1680x1050(WSXGA+),1920x1200(WUXGA)

16:9(HD)
1280x720(HD 720),1366x768,1600x900,1920x1080(フルHD)

最後に、16:10のディスプレイはこの頃、通販でもないと手に入りにくくなりました。
その際は、買ってから「イメージと違う」などとなりませんよう、お気をつけて。

それではまた。
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