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「この言語、ここが難しい」

2017年09月23日
ごきげんよう。

これまで、もういろんな言語の教本に触れてきましてね、
個別に踏み込んだこと訊かれるとまだ困るレベルですが、せっかくなので
言語の、おおよそどこが難しいか
という壁を、完全に主観で少しまとめておきます。

みなさまの第二外国語選びの参考になれば幸いです。

それではどうぞ。



United-Arab-Emirates.png アラビア語

…英語話者にとって、最も難しい言語4選として、
  日本語、中国語、朝鮮語に並んで挙げられることもある最難関言語です。
  日本人にとっても習得にはかなり根気が要ります。

  まず、モチベーションがそれほどない人だと文字を書く練習で投げます。
  記号類を除くと基本的な文字は30個ほどしかありませんが、
 筆記体のように繋げて書くため(しかも右から左へ)、語のどこに出るかで
 微妙に形が変わったりします。

 また文字には母音を表す要素を書かないため、
 左から読むローマ字にたとえて言うなら、「Minaga」と書かずに、
 「MNG」と書いたら「ミナガ」と読むのです。

 学習中は母音の記号も全部書くように勧められるかもしれませんが、
 日本人にとっては漢字にいちいちルビが振ってあるような状態です。
 漢字のよみを日本人は知っていますから
 ルビを振らなくても通じるのと同じなんですね。
 文法も活用が豊富で、話し手と聞き手がそれぞれ男性か女性かも常に意識して、
 語を適切に変形させていく必要があります。



Russia.png ロシア語

…日本人にとってはかなり難しいとされます。
  まずラテン文字っぽいようで意外とそうでもないキリル文字、
  これに慣れるのが最初の関門です。
 Н(N)、С(S)など、ラテン文字と同じだと思って読むと
 痛い目にあう文字がいくつかあります。

  その次は格変化、もうこれにつきますよ。
 日本語では、いわゆる「助詞」で単語をつなげて文を作ります。
  一方ロシア語では、単語の語尾を変形させることでその代わりにするのですが、
 この変化パターンの複雑さ、それを解説したら本が1冊は書けるといいます。
 勉強したい人は、初見で格変化総まとめの表なんかは
 いきなりググらないほうがいいかもしれません。
 ちょっとずつ、積み重ねて覚えていくしかないのです。

 名詞の語尾変化(格変化)ひとつとっても、
 「格」(てにをは、に相当します)が主格・生格・与格・
 対格・造格・前置格とありまして、これに単数と複数の違い、
 それからこれらに男性・中性・女性の違いがあります。
 あまりに難しいので、「日常表現だけ暗記して、使えるようにしたらよくね?」
 と提案している本もあるくらいです。



China.png 中国語

…漢字を使う国同士、と思っても意外と用法が違ったり、
  その漢字も微妙に形が違うことがあって大変。
  言語に使用している文字の多さ世界一は中国語で、
  次が日本語なので、中国語を話せる日本人と、
 日本語を話せる中国人が、最も多くの文字を知っていることになると考えています。

  私の感想としては、単語を覚えるのがなかなか苦戦します。
  表記(日本じゃ使わない漢字だっていくらでも出てきます。
 似ているようで微妙に違う字に泣かされることもあります)、
  意味(単語なんですから当然意味は覚えましょう)、
  ピンイン(漢字の読み方を表すローマ字です)、
  四声(単語ごとに決められたイントネーションのようなもので、
  これを間違えると通じません)、これら4つセットで覚えて初めて1語です。

 ただ文法がそこまで難しくないのが、少し助かります。
 とある中国の方と、日本の敬語の難しさについて話した際、
 「中国語には、あまり日本語でいう敬語と言えるようなものはありません。
  「あなた(ニー)」という単語を丁寧にすると(ニン)になるとかはありますが、
  それ以外はあんまり…」と言われました。
  まあ、発音と表記が十分難しいので、
  言語を整えた人も少しは配慮してくれたのでしょうか。



…まとめ、と言った割には3つしか挙げられませんでしたが、
実際に学習してみての感想として、胸を張って言えるレベルではあります。
とはいえ、私も集中しないと虻蜂取らずなんで、続き(別の言語の感想)は
ないかもしれません。
(例えば20言語くらいをぜーんぶ超ニワカとかなっちゃうとあまりすごくないし…)


というわけで以上、実際に言語の扉を開けてみての体験談でした。

繰り返しますが、「この文を○○語に訳して」とか、
そういった質問にはお答えしませんのであしからず。


それではまた。

※2017年11月21日追記;
加筆訂正しました。
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