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おすすめの参考書 ―化学編―

2016年03月02日
ごきげんよう。

今回は、学習を進めていくうえで、個人的に名著だと思った
参考書を紹介していく。

ここに挙げる本は、現役高校生の皆さんに留まらず、
私のように大学生活終わってからやり直すという方にもオススメしたい。

【化学基礎】



…「化学基礎のセンター攻略」に目標を絞った本。
後述2書とは異なり、講義調で、生徒役の「原子くん」との対話形式で
展開されており、授業を聞いているような気分で勉強を進めることができる。

この形式にしてあるのには理由があって、その「原子くん」が、
化学履修者が陥りやすい疑問を投げかけ、それを筆者(=先生)が、
まるでマンツーマンに教わっているかのように答えてくれるように
なっていることである。

(厳密に言えば、この「面白いほどとれる本」シリーズの各科目には、
この生徒役との対話で講義を行っているようにしたり、
コメントを添えさせたりする本が多い)
本文中には、「センターでは」「化学基礎の範囲では」という文言を
よく目にする。これはあくまでセンター化学基礎を目指す本であるから、
その範疇外にあることまでは本書では触れない、とする意図であるが、
「発展」と題して「化学基礎」範囲外の内容をやったり
(ボルタ電池,ダニエル電池などは「化学」の内容である)、
いきなり何の説明もなくベンゼン環が出てきたり、「化学」で習う有機化学の
知識を問う問題を解かせるなど、「化学」に駒を進める人の
導入を助ける配慮をしているようにも思える
(「化学」版も続けて出版されたようだ。章末にリンクを貼っておく)。
この辺りは、「化学基礎」だけで十分な人にとってはちょっとしんどいかもしれないが、
筆者も前述の意図からあまり深追いはしていないため、
そういうところでは「ふーん、こんな感じなんだ」くらいで構わないと思う。
逆に必要な単元の漏れはないと認識しているので、
よほど化学が嫌いな人でなければ、ついていけると思う。





【化学基礎・化学(合併して扱われている)】



…旧課程化学I・IIの本でありながら、新課程化学基礎・化学は、
その内容を並べ替えただけみたいなものなので、
現在高校生の皆さんが使っても、正直あまり差し支えはないと思う。
この本は、化学が苦手、履修していない、あるいは卒業後になって
改めてやり直したいという、いわゆる「ゼロから」の人向けで、
原子や分子をキャラクター化して、結合しやすいことを「仲がいい」と例えたり、
ふんだんに注釈が添えられていたりなど、
わかりやすくするための工夫を惜しんでいない。
苦手から得意へステップアップできた人という実績もあるし、
私もこのシリーズのおかげで化学がより好きになった。名著だと思う。

最終目標としてはセンターや中堅私立なので、
難関大学を目指す人はこの本を終えたら、
もう少し難しい問題集などで力をつけていく必要がある。
なお、この本は上記のリンクのほかにもう1つある、
無機有機編という方は絶版になっており、
そちらはどうしても欲しかったら中古を探すしかないのだが、
最近新しいバージョンが発売されたようだ。
「中古はちょっと…」という方のために、新しい方のリンクを貼っておく。
新しい方も、「初級から入試まで」というコンセプトは一緒である。





【化学基礎・化学】


…化学基礎と化学をこの一冊で!という方に。
ひとつ前の本との違いは、化学基礎と化学がはっきり分けられており、
化学の中も理論,無機,有機と細分されているレイアウトで、
問題の解き方に特化しているところ。
「ポイントレッスン」「問題」「解説」「解答」の4段階で
話が進んでいく。要点を確認した上で、問題に進む形。
黒・赤の二色刷りなのだが、赤色の使い方が秀逸。
もし私が化学を教える立場になるための勉強をするなら、
まずこの本を使う。理由は、全ての問題に対して、
計算過程まで省かず解説してあるから。

ひととおりは化学の勉強を済ませてからの方が導入はスムーズだが、
「ポイントレッスン」で理解できるなら問題はない。
また化学基礎の問題で対数を使わせる(pHの計算)など、
非常に詳しいところまでやるので、
「文系で、入試で仕方なく化学基礎をやることになっただけだし、
そもそも化学好きじゃない」という人には、この本は向かない。

一方、化学の難問を解きたい!という人なら、いかがだろうか。
500ページ近くある重量級の一冊だが、
その分極めたら得るものは大きい。



…さて、ここまで3シリーズ6冊をご紹介したが、
正直化学だけでここまで話が広がるとは思わなかった。
タイトルでは「化学編」としたが、他の科目をやるかは未定である。
皆さんの参考になれば幸い。

それではまた。
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